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ロジックツリーを活用してリスティング広告を改善する【図解あり】

ロジックツリーを活用してリスティング広告を改善する【図解あり】
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※このページは2024年11月11日に更新されました。
中釜啓太

この記事を書いた人株式会社ユニアド 代表取締役
中釜 啓太

「リスティング広告のロジックツリーを探している」
「リスティングの改善策を調べている」

この記事はそのような方向けに書いています。

こんにちは、社長兼マーケターの中釜です。

運用型広告に携わり12年になりますが、リスティング広告のロジックツリーについての情報を探している方が多かったので記事にしました。

論理的にコンバージョン数やCPAの改善策を導き出す方法を初心者の方にも分かりやすく解説しています。

結論から書くと、リスティング広告のロジックツリーは以下のとおりです。

リスティング広告におけるロジックツリーの図

ピンポイントで知りたい方は、以下の目次から見たい項目をクリックすると便利です。

それでは解説していきます。

ロジックツリーとは

ロジックツリーとは、課題をツリー状に分解し、その課題を解決するための原因や解決策を論理的に探すためのフレームワークです。

リスティング広告でも改善に行き詰ったときや何から着手してよいか分からないときに、ロジックツリーを活用することで原因や解決策が見つかりやすくなります。

【リスティング広告の2つの課題】

広告主の傾向として、広告費が少ないほど「コンバージョン数を増やしたい」となり、広告費が多いほど「コンバージョン単価を下げたい」となることが多いです。

課題①:コンバージョン数(CV)を増やしたい


コンバージョン数を増やすためには、「クリック数」と「コンバージョン率」を上げることが重要になります。

以下の式で求めることができます。

コンバージョン数の計算式の図

となるため、コンバージョン数(CV)の増加には、以下3つの指標を改善することが重要となります。

各指標についての改善策を解説していきます。

1. インプレッション数(IMP)を増やす

インプレッション数を増やすための施策は以下の5点です。

  • キーワードを追加する
  • 目標コンバージョン単価を上げる
  • 日額予算を上げる
  • インテントマッチ(旧:部分一致)に変更する
  • 広告の品質を改善する

現在は推奨マッチタイプのインテントマッチでキーワードを設定することが多いため、キーワードを追加してもインプレッション数に大きな影響が出ないケースもあります。

そのため、日額予算を増額させることが一番の近道になりますが、ご予算の変更は難しい場合は広告の品質を改善させる施策をご検討ください。

2. クリック率(CTR)を上げる

クリック率を上げるための施策は以下の6点です。

  • 広告文を見直す
  • 「低」のアセットを見直す
  • 広告アセットを追加する
  • 既存キーワードを精査する
  • 除外キーワードを設定する
  • 目標コンバージョン単価を上げる

広告アセットの追加とは、サイトリンクアセットやコールアウトアセットなどのアセットのことを指します。

「低」のアセットの見直しは、レスポンシブ検索広告やレスポンシブディスプレイ広告におけるパフォーマンスが低い項目を修正することを指します。

同じアセットでも意味が異なるため、注意が必要です。

クリック率については以下の記事でより詳しく解説しています。
» リスティング広告のクリック率(CTR)の平均と改善方法を解説

3. コンバージョン率(CVR)を上げる

コンバージョン率を上げるための施策は以下の6点です。

  • ランディングページを見直す
  • ターゲティングを見直す
  • 広告文を見直す
  • 「低」のアセットを見直す
  • 既存キーワードを精査する
  • 除外キーワードを設定する

コンバージョン率に一番影響が出る要素は、ランディングページです。

ランディングページとは、広告をクリックした一番最初に表示されるページのことです。

広告専用の縦長のランディングページを制作して使用することもありますが、既存ウェブサイトでもページ構成によっては効果が出ることがあります。

課題②:コンバージョン単価(CPA)を下げたい

コンバージョン単価は以下の式で求められます。

コンバーション単価の計算式の図

そのため、コンバージョン数を増やすためには、以下2点の指標を改善することが重要となります。

各指標の改善策を解説していきます。

1. コンバージョン率(CVR)を上げる

繰り返しになりますが、コンバージョン率を上げるための施策は以下の6点です。

  • ランディングページを見直す
  • ターゲティングを見直す
  • 広告文を見直す
  • 「低」のアセットを見直す
  • 既存キーワードを精査する
  • 除外キーワードを設定する

課題①:コンバージョン数(CV)を増やしたい」でもCVRが出てきました。

コンバージョン率は「コンバージョンを増やす」「コンバージョン単価を下げる」のどちらにも影響あることが分かります。

2. クリック単価(CPC)を下げる

クリック単価を下げるための施策は以下の5点です。

  • 目標コンバージョン単価を下げる
  • 広告文を見直す
  • ランディングページを見直す
  • 広告アセットを見直す
  • 除外キーワードを設定する

入札単価を下げると配信量も減少する可能性がありますが、広告の品質スコアを上げることでクリック単価を抑えた上で、配信量も増加することができます。

品質スコアについては以下の記事でより詳しく解説しています。
» Google広告の品質スコアを上げる3つの改善方法

まとめ

本記事で解説した「リスティング広告のロジックツリー」は以下のとおりです。

リスティング広告におけるロジックツリーの図

ロジックツリーが頭の中に入っているとスラスラと改善案が出てくるので便利です。

以下の計算式とあわせて使いこなせるとリスティング広告だけでなく、Webマーケティング全般に使えます。

  • コンバージョン数 = 表示回数 × クリック率 × コンバージョン率
  • コンバージョン単価 = クリック単価 / コンバージョン率

計算式に関しては「リスティング広告でよく使う指標の計算まとめ【広告運用の基本】」というブログも書いていますので、こちらもご確認ください。

というわけで今回は以上となります。

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この記事を書いた人中釜 啓太

株式会社ユニアド代表取締役。
大学卒業後プロのミュージシャンを目指して上京するも、思ったより早めに資金が底をつく。その後、広告代理店でWebマーケティングの経験を積み、2015年株式会社ユニアドを創業。
運用型広告をもっと知りたい方に、役立つ情報をお届けしています。

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