インハウス支援

わずか3ヶ月間でCV200%アップしたITフリーランスエンジニア案件サイト

株式会社エーエルジェイ

システムコンサルティングから設計構築、運用保守、デザインに至るまで幅広いサービスを提供されているエーエルジェイ様。

フリーランス向けのIT案件紹介サービス『ALJ JOB』などの自社サービスを運営されています。

以前はリスティング広告の運用を他社にご依頼されていましたが、自分たちで学習して社内にノウハウを蓄積したいとの想いから、弊社でインハウス支援をさせていただくことになりました。

さて、本インタビューでは、エーエルジェイ広告運用担当の坂口様にお話をお伺いしました。

「自分たちで効果的な広告運用をおこないたい」
「管理画面の操作や入稿方法など基礎からしっかりと学びたい」

とお考えの方はぜひ参考にしてください。

インハウス支援の成果

他社の運用代行から弊社のインハウス支援に切り替え後、わずか3ヶ月間という短期間でCV200％アップを達成しました。

株式会社エーエルジェイ、インハウス支援成果の図

弊社にて取り組んだ内容は下記の2点です。

1. アカウント設計の意図や意味を共有する: お客様と弊社それぞれで作成したキーワードと広告文を比較し、キーワード選定やマッチタイプの意図、どうしてこの広告文にするのかについてフィードバックしました。アカウント設計の手順やどうしてこのような設計になるかについても解説しました。

2. エディターツールを使った入稿レクチャー: リスティング広告の運用方法の習得だけでなく、GoogleやYahoo!のエディターツールによる効率的な入稿方法をレクチャーしました。実際にパソコンを起動しツールとエクセルを使用しながら実務ベースでお伝えしました。

お客様の声

取り組み前に抱えていた課題について坂口様にインタビューしました。

インタビューしたお客様

株式会社エーエルジェイ坂口様

1. 取り組み前の課題とご依頼の経緯

独学では広告運用の流れが分からず

御社に依頼する前は他社に運用代行をお願いしていましたが、毎日数字を見ながら変更してほしい点や疑問点があるたびに逐一メールを送ることに、手間がかかっているなと感じていました。

そのため、自分たちで運用できるように勉強してみようと考えたのがきっかけです。

JavaやPHPなどのプログラムも本やインターネットで調べて覚えていけるものなので、キーワードや入札などは独学でもまかなえる部分だと思っていました。

ただし、効果的な広告運用の全体像が理解できておらず、例えば改善フローや重要なポイントが未知だったことですね。

スピード感が遅い・配信ミスが多いなど代理店との温度感の違い
集客やマーケティングなど一番大事なのところを外注しないという選択肢

基礎から教えてもらいたいという想い

分かる部分があるのならやってみようということで、支援をしてくれる会社を探しました。

ところが探してみてもなかなか見つからなくて、運用代行を任せてくださいと提案されたり、こちらの求める条件とマッチする会社がありませんでした。

私たちは本当に基礎のところから教えてもらいたいという想いが前提にありました。

プログラムの場合はバグが出てもテストをおこなうタイミングで修正できますが、サービスのイメージは落ちてしまうとなかなか上がらないので、初めのうちに管理画面の使い方や入稿などの基礎もしっかり叩き込んでほしいと考えていました。

▼参考：代理店からインハウスに切り替え時の変更点
	今まで	これから
入金フロー	請求書払い（代理店に広告費＋運用手数料の合算を支払う）	クレジットカード払い（各媒体にそれぞれ広告費を支払う）
支払いサイクル	主に1ヶ月単位	都度（支払い基準額に達した時点で自動的に引き落としされる）
アカウントの所有権	代理店	広告主
トラッキングコード	CVアクションの設定：代理店 GTMの設定：代理店タグの設置：広告主	CVアクションの設定：広告主 GTMの設定：広告主タグの設置：広告主
広告運用・管理	代理店	広告主
レポート・効果測定	代理店	広告主

2. インハウス支援後、CV200%アップを達成

ショートカットできるのがメリット

コンバージョンは以前の2倍ほど獲得できていて、スピード感をもって取り組めていますね。

広告運用に関しては、何かしら経験で得られることがあるというか、失敗を繰り返すことによって積み上げていくものもあると思います。

そのような部分をショートカットしてレクチャーしてもらえるというのは一番のメリットなのではないかなと思いました。

インハウス支援のポイントの図

どのように複数の施策を組み合わせて効果を最大化するか

例えば、オーディエンスリストの作成に関しては検索すれば近しい情報が出てくると思いますが、どのように活用するかは教えていただいたほうが確実です。

リマーケティングの成果を上げる方法、検索の成果を上げる方法は分かっても、どのように複数の施策を組み合わせて効果を最大化すればよいかについては自分たちだけでは判断できなかったと思います。

3. 今後の課題

答えが出ない状況に直面した際には

今後は自分たちで実践して着実にステップアップしていく必要があります。

例えば「予算消化が跳ね上がり、まだ夕方にも関わらず1日の予算をすべて消費してしまうようになった。夜間にも予算を持たせたいがどのようにするのが適切か」といった具体的事象に対して「一般的にはこうするが、我々の場合はこうしたほうがよい」など個別事情を最適化するフェーズが現れて、一般的なアプローチとは異なる方法が求められる場合も出てくると思います。

答えが出ない状況に直面した際には、なぜそのような結果になるのか広告運用の本質に再度立ち返り、取り組む姿勢を持ちたいと考えています。

▼参考：インハウス支援後の目標となるゴール
	現在の姿	目標となる姿
広告運用	書籍やインターネットから情報を収集しているが、自分たちのやり方で合っているのか判断できない	目標達成に向けて問題点の洗い出しから改善施策の立案まで売上拡大に繋げる効果的な広告運用ができる
スピード感	代理店の担当者が忙しいのか、後回しになっているのか、連絡や変更が遅くスピード感がない	外部とのやり取りによるタイムラグが発生しなくなるため、一気通貫のスピード感で取り組むことができる
人材育成	専門的な知識やノウハウを持つメンバーが社内にいないので、退職等があると引継ぎができない	正しい広告運用ノウハウを学習して社内に蓄積することで、効率的かつ効果的に人材を育成できる
実行力	管理画面の数値から何を改善すればよいか判断できないので、毎回指示を出さないと実行できない	管理画面の数値から仮説を立てて具体的なアクションまで落とし込むことができる（相談や報告ができる）