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Instagram広告の運用で統一地方選挙を周知した自治体ホームページ

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世田谷区世田谷区

今回は区議・区長選に伴う周知をおこないたいという想いから、世田谷区様のInstagram広告の運用をさせていただくことになりました。

前回の世田谷区議会議員・区長選挙における20代の投票率は21.83%と他の年代と比べて最も低い水準となりましたが、若年層の投票率を引き上げるために、多摩美術大学と連携してポスター制作など若者の視点に立った「視覚的な啓発」を重視した取り組みがおこなわれています。

「Instagram広告の費用感や効果を知りたい」
「Instagram広告を用いて自社サービスの認知拡大を図りたい」

とお考えの方は本記事でInstagram広告の特徴やメリット、配信する際の注意点などをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

Instagram広告の特徴

Instagram広告の特徴は以下の3点です。

特徴①:成長を続ける媒体

Instagramの国内利用者数は6,600万人で、LINEおよびYouTubeに次いで3番目に国内利用者数が多い媒体になります。

▼国内のSNS利用者数一覧(多い順)
No 媒体 利用者数 発表時期
1 LINE 9,700万人 2024年3月時点
2 YouTube 7,120万人 2023年10月時点
3 Instagram 6,600万人 2023年11月時点
4 X 4,500万人 2017年10月時点
5 Facebook 2,600万人 2019年7月時点
6 TikTok 1,700万人 2021年8月時点
7 Pinterest 1,050万人 2024年9月時点
8 BeReal. 430万人 2024年9月時点
9 LinkedIn 400万人 2024年8月時点

Instagramは10~20代の若年層では7割以上が利用するだけではなく、全年代で一貫して増加しており、現在も成長を続ける媒体と言えます。

■Instagram年代別利用率(出典:総務省)
Instagram、年代別利用率の図

(参照:令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

特徴②:頻繁な利用+商業アカウントもフォロー

24時間で消える動画や写真を投稿できるストーリーズ機能では、気軽に日常を投稿したり、見逃しを避けるため頻繁にチェックしたりするなど、短時間の頻繁な利用が特徴です。

また、Instagramユーザーの約8割が何らかのビジネスをフォローしており、最新の商品やサービスについて情報収集しているので、Instagramは知り合い同士でつながる以外にも、ビジネスと密接に結びついたSNSと言えます。

(参照:国内利用者のInstagram活用の現状 | Instagram for Business
(参照:Instagram、発見タブにおける広告の提供開始を発表 | Metaについて

特徴③:広告フォーマットの種類が豊富

Instagram広告の広告フォーマットは大きく4種類に分類されます。

Instagram広告は一般ユーザーの投稿に交じって広告が掲載されるので、広告で使用する画像や動画内に数字や文字(※)を強調した「いかにも広告」よりも、自然投稿に近い商業色を抑えたクリエイティブのほうが効果的です。

▼Instagram広告のフォーマット
フォーマット 広告形式 用途
①写真広告
  • 静止画を使用した広告
  • リンク先URLの設定
  • ユーザーアクションを促したい
②動画広告
  • 動画を使用した広告
  • リンク先URLの設定
  • 動画素材を活用したい
  • たくさんの情報を届けたい
③カルーセル広告
  • 複数の画像or動画
  • リンク先URLの設定(各カード)
  • 商品を視覚的に伝えたい
④コレクション広告
  • 商品をまとめて表示
  • ウェブサイトでの購入に誘導
  • 通販などで購買を促したい
(※)補足:画像内に占めるテキスト量の面積は20%未満を目安に、テキスト量が多くなると配信ボリュームが減少してしまうので画像制作の際は注意が必要。

Instagram広告のメリット

Instagram広告のメリットは以下の4点です。

メリット①:ターゲティング精度が高い

Instagram広告はターゲティング精度が高い媒体です。

例えばGoogle広告では、ユーザーの年齢や性別を正確に判定できる割合は6~7割程度と言われていますが、Instagram広告はMeta社が運営するFacebookの膨大なユーザーデータを活用することで、ターゲティング精度が非常に優れています。

一方で運用する際のポイントは、ターゲティングを細かく設定しすぎないことです。

年齢や性別、配信エリアの設定のみをおこない、他のターゲティングを細かく設定せずに広告配信したほうが効果的です。

そのため、クリエイティブの差し替えなど効果を持続させるための定期的な更新作業は必要ですが、Google広告と比較しても、運用の手間を抑えながら効果を出しやすい媒体と言えます。

▼参考:Instagram広告とGoogle広告の比較
項目 Instagram広告 Google広告
ターゲット層 サービスを認知していない層 サービスの認知+ニーズあり層
コスト 自由に設定可 自由に設定可
即効性(CV) 低い ○:高い
ターゲティング精度 ○:高い 低い(検索以外)
運用工数 ○:低い 高い

メリット②:Facebookにも配信できる

FacebookとInstagramはどちらもMeta社が運営しているため、広告管理画面上で簡単にFacebookを追加できます。

例えば女性向け商材の場合、Instagramのみに限定しがちですが、Meta広告は機械学習機能が優れている媒体なので、Facebookにも並行して配信することをおすすめします。

下記はメインターゲットが女性の商品において、InstagramおよびFacebookにそれぞれ配信した結果、Facebookのクリック率:1.62%と一定の効果が出た事例になります。

【弊社運用事例(データ計測期間:7日間)】
表示回数 セッション数 CTR コスト
Instagram 340,727 5,114 1.51% 213,290
Facebook 110,409 1,790 1.62% 83,552

下記はMeta広告の機械学習機能の最適化により、どちらのプラットフォームもCPAを維持しつつ、獲得数を最大化できた事例になります。

【弊社運用事例(データ計測期間:1ヶ月間)】
CV CPA 表示回数 セッション数 コスト
Instagram 99 8,774 1,928,199 5,809 868,723
Facebook 71 8,157 1,285,992 3,899 579,211

メリット③:広告に興味を持ってもらいやすい

Instagram広告は一般ユーザーの投稿に交じって広告を見てもらえるので、例えば発見タブやハッシュタグなどを用いて情報収集をおこなうユーザーにも自然に興味を持ってもらいやすい媒体と言えます。

広告配信面は、Instagramのタイムライン上に通常の投稿と同じように広告を表示するフィードや写真・動画を日常の瞬間をシェアできるストーリーズなどがあり、自由に設定できます。

▼Instagram広告の配信面
No 配信面 詳細
1 フィード 通常の投稿のようにタイムライン上に広告が表示される。
2 発見タブ 興味関心に合わせて表示される投稿の中に広告が表示される。
3 ストーリーズ 投稿から24時間後に自動的に削除される写真や動画を投稿できるエリアで、ユーザーがフォローしているアカウントの投稿に交じって広告が表示される。
4 リール フルスクリーンでショート動画のみを投稿できる場所で、一般ユーザーの投稿と交じって広告が表示される。

下記はフィットネスジムの新規店舗の新規会員申込を訴求(クーポン画面の提示で入会金割引)をInstagram広告で3ヶ月間おこなった事例になります。

【弊社運用事例(データ計測期間:3ヶ月間)】
表示回数 セッション数 CTR コスト
Instagram 2,717,076 9,126 0.33% 975,498

メリット④:予算や配信期間を自由に設定ができる

Instagram広告は少額予算かつ短期間でも配信可能な媒体のため、広告効果やユーザーの反応を見て拡大や縮小ができる媒体です。

新商品の告知や年度末のタイミングなど特定の期間だけに絞って、スポット配信もできます。

広告配信後は配信エリアの変更やクリエイティブ(画像・テキスト・リンク先URLなど)の更新もできるため、状況に応じて自分たちで柔軟に運用できます。

下記はInstagramおよびFacebookに10日間という短期間で配信をおこなった事例になります。

【弊社運用事例(データ計測期間:10日間)】
CV CPA 表示回数 セッション数 コスト
Instagram 9 5,776 35,879 363 51,990
Facebook 15 7,861 60,284 379 117,929

Instagram広告を始める際の注意点

Instagram広告を始める際の注意点は以下の3点です。

注意点①:Facebookページがないと配信できない

Instagram広告を配信するためには、Facebookページが必須になります。

お客様の会社やサービスにおけるFacebookページがないと広告配信を始めることができないのでご注意ください。

▼参考:広告配信に必要なアカウント
FBページあり FBページなし
IGアカウントあり ○:配信できる ×:配信できない
IGアカウントなし ○:配信できる ×:配信できない

注意点②:業種によって審査プロセスやルールが異なる

利用者が増加し続けるInstagramに対して、Meta社は詳細な広告ポリシーを制定しています。

例えば、選挙広告においては複雑な認証プロセスが必要であったり、ダイエットなどを目的とした健康関連商品や美容医療においては年齢ターゲットや訴求のルールがあります。

広告掲載の禁止、または、制限されている商品・サービス・表現について、抵触しないように事前に確認が必要です。

  • 社会問題、選挙または政治に関連する広告
  • 個人の健康や容姿に関する商品やサービスの広告 etc.
ポリシーの詳細については、下記URLをご参照ください。
Meta広告規定 | Metaビジネスヘルプセンター

注意点③:データ計測がCookieに依存してしまう

サードパーティCookieの規制が進み、Safariでは2020年3月に完全にブロック、Chromeでは2024年に廃止に向けてスケジュールが進行しています。

上記によるデメリットは2点です。

1点目はリターゲティング広告の配信量の減少、2点目は一部コンバージョンを計測できないことによる広告配信精度の低下です。

Meta広告は機械学習を駆使してどれだけ効果を出せるかが重要になるので、特にトラッキングデータの欠損は重要な課題となりますが、Facebookでは「コンバージョンAPI」という対策を提供しています。

FacebookのコンバージョンAPIを設定することで、Cookieに依存しないデータ計測・広告最適化ができますが、コンバージョンAPIを導入する難易度が高く、設定環境によっては別途サーバーとの契約で毎月コストがかかったりするなど、効果的に運用するためのハードルが他媒体と比較して高いと言えます。

計測環境の整備という点では、詳細マッチング(※)もあわせて設定をおすすめします。

(※)補足:ハッシュ化したメールアドレスや電話番号などを媒体に送信することで、広告の最適化や効果を高める設定のこと。

下記はコンバージョンAPIおよび詳細マッチングを導入した結果、CV179%アップ、CPA28%削減した事例になります。

【弊社運用事例(データ計測期間:1ヶ月間)】
CV CPA 表示回数 セッション数 コスト
導入前 24 8,390 49,842 1,105 201,363
導入後 43 6,044 49,188 1,277 259,884

これからInstagram広告を導入しようとご検討中の方も、Instagram広告を見直したいとお考えの方もぜひ一度弊社にご相談ください。

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